ss

 平成20年3月1日土曜日、晴れわたる青空の下『旅くらぶおおいた』の記念すべき第1回モニターツアーを行いました。参加メンバーは、福岡県から参加してくれた女性30名。訪れた場所は、海に面した歴史的財産の宝庫「臼杵市」と、山あいの出湯の町「湯平温泉(由布市)」。大分県の海と山、どちらもたっぷり堪能しちゃおう!という、とびきりぜいたくなツアーなのでした!
時間
場所
内容
7:50
集合 福岡市天神  
8:15
出発    
11:00 臼杵市到着 臼杵市二王座 二王座散策とうすき雛めぐり
  サーラ・デうすき 紙雛作り体験
12:20 昼食 「吟」 ふぐミニ懐石と「臼杵海鮮料理」試食
13:20   「後藤製菓」 臼杵煎餅作り体験
14:10 臼杵出発    
15:40 湯平到着 由布市湯平 湯平温泉街散策(40分)
    自由散策(40分)
17:00 湯平出発    
19:00 福岡到着 福岡市天神  
●上級武家屋敷と多くの寺が並ぶ「二王座歴史の道」を散策
大分県の東海岸に位置する臼杵市は、貴重な歴史的財産の宝庫。城を中心に商家が立ち並び、その外側を武家屋敷や寺院が立ち並ぶように形成されている町並みは、1600年に岐阜より入封した稲葉氏によって作られたといわれています。今回訪れた「二王座」は、平成5年11月に国の都市景観100選に選ばれた、臼杵を代表する景観のひとつです。
二王座  


8時15分に福岡市天神を出発、九州自動車道〜大分自動車道と、高速道路を走ること約3時間。バスは最初の目的地「臼杵市」に到着です。

電柱が一本もない「二王座歴史の道」。城下町の面影をそのまま残す狭い路地と石畳に、歴史オタクならずとも旅情をそそられますねぇ。二王座のご案内は、散策ガイドの石崎達雄さん。臼杵の歴史はもちろん、いちばん魅力的な写真が撮れるスポットまで知り尽くしたベテランガイドさんです。

右の写真は、廃寺を改修して市民ギャラリー兼休憩所として多くの旅人に利用されている旧真光寺(入場無料)で撮影したもの。この時期はたくさんの紙雛が大勢多数でお出迎え!
上の写真が、旧真光寺二階から見た二王座歴史の道。ここからの眺めがいちばん美しいと言われています。パンフレットなどで紹介される写真も、ほとんどがここからのショット。
旧真光寺
●どんな顔になるのかな?「うすき雛づくり体験」
散策の途中、観光総合案内所「サーラ・デ・うすき」にてうすき紙雛つくり体験を行いました。


時は天保の改革の時代。当時臼杵の城下町では、質素倹約の精神に反する豪華な雛人形を飾ることが禁止されていました。唯一、認められていたのが紙製の雛人形。臼杵城下町の雛人形が気品ある和紙で作られているのは、その名残なのです。
「顔を描くのって、緊張するわぁ〜」と参加者のみなさん。目の位置は、顔の下から三分の一ぐらいの場所が一番バランスがいいのだそうです。

雛づくり体験
雛づくり体験 上品なお雛様ができあがりました!
お内裏様のブルーの着物が涼しげです。
雛づくり体験 ツーリズムおおいたスタッフ斉藤作のお雛様はコチラ。
ん?なんだかお多福っぽい!?

●ふぐミニ懐石&臼杵海鮮丼!夢のコラボを賞味
紙雛づくり体験の後は、お食事処『吟』にてお待ちかねのお昼ごはんですっ♪
本日のメニューは「ふぐミニ懐石」と、この春、日豊海岸エリア(臼杵市・津久見市・佐伯市)で開発に取組んでいる「海鮮丼」。魅力ある丼にするために、みなさんからいろいろと感想をいただきました。とっても美味しい料理に感動!「吟」さん、ありがとうございました。


海鮮丼

見てください、海鮮丼のネタの大ぶりなこと!その上、ネタの新鮮さにみなさんビックリ!臼杵特産のかぼすが、お魚をさらにおいしくしてくれました。

もうひとつのメイン料理「ふぐミニ懐石」では、ふぐの中でも王様といわれる「トラフグ」をいただきました。豊後水道の急流にもまれた臼杵のふぐは全国的にも美味しいと評判。食べ方はふぐ刺し、てっちり(ふぐ鍋)、雑炊、唐揚げ、ヒレ酒などいろいろですが、その中でもいちばんのおすすめはやっぱり「ふぐ刺し」です。臼杵のふぐ刺しは、身が厚いんです。ふぐは新鮮であればあるほど薄くひくことができないので、身が厚いのは新鮮である証拠なのだそうです。ぎゅっと噛み締めれば独特の旨みがぱっと口中に広がって、ほんとうに忘れられない味。その他、ぷりっぷりの大きな海老の天ぷらや茶碗蒸し、なます、豆乳プリンなど、品数も豊富。

「お昼からこんなにたくさん食べられない〜」と言っていたみなさんですが…気がつけばたいらげてしまっていたのでした。

●うすき煎餅、美しいストライプの秘密は…?
お腹もいっぱいになったところで、次なる「体験」メニュー「うすき煎餅づくり」の現場「後藤製菓」へ移動。
1 臼杵煎餅は約400年前に臼杵藩の城主として稲葉氏が入国した当時、非常食として用いられていた物が、時代とともに形を変え現在に伝わったと言われています。臼杵特産のしょうがと砂糖を混ぜ合わせた蜜を塗って焼いたお菓子で、鞍形に手曲げされた全体の形は臼杵の地名にも由来する臼を、蜜の白い刷毛目模様は木目を表現しています。大分のお土産として最もポピュラーな御菓子です。
焼きたてのお煎餅に生姜汁と砂糖を混ぜた蜜をみんあで順番にぬりました。お煎餅を焼くのは、こちらの機械にお任せです。
うぉー。出てくる出てくる!丸くて平べったい、お化粧前のお煎餅が。こんがり香ばしい匂いと、奥から漂ってくる生姜の香りに…食欲をそそられます〜(お昼を食べたばかりだってば)。
せんべい
はけ 使うのは、シュロの毛で作られた硬いハケ。コレじゃないと、のあの美しいストライプにはならないのです。
煎餅体験 蜜は冷めるとすぐに白く固まってしまうため、常にアツアツの状態。体験中のみなさんからも時おり「あちちっ」という声が(笑。キレイなストライプを意識しつつ一枚一枚ていねいに、でも急いで塗らなきゃいけないので、意外と難しいのです。

「バスの中で一緒に食べてね」とたくさんの臼杵煎餅をもたせてくれた後藤社長、そして楽しいおしゃべりで場を盛り上げてくれた観光協会の川野さん、本当にありがとうございました!

さて、焼きたてのお煎餅を食後の『別腹』に入れて…。ツアーは次なる目的地「湯平温泉」へ向かいました。

●山頭火が愛した、石畳の湯治場「湯平温泉」へ・・・
湯平温泉は、由布市湯布院町湯平にある温泉で、なんと 今をときめく湯布院温泉よりも歴史は古い!伝承では鎌倉時代に始まるとされていて、史料でも室町時代には存在していたことが確認されているのです。

湯平温泉は「療養型温泉」として有名で、戦前は別府温泉に次ぐ、九州で第2位の入湯客を誇る温泉地として知られていた歴史ある名湯です。猿が湯に入っていたところを見て、温泉があるのを発見したという開湯伝説があります★
300年前に作られたという石畳と、すぐそばを流れる川がなんとも風情があり、浴衣でコロコロと音を立てて歩くとすごく懐かしい気持ちになりますよ。

湯平温泉
湯平温泉ガイドさん 町を案内してくれたのは、湯平温泉観光協会の二宮さん。この方は旅館「山城屋」のご主人でもあります。
最初の見どころは、石畳の手前の小さな橋を渡ったところにある山頭火ミュージアム「時雨館」。古い民家を改装したもので、内部には毎年11月に開催される山頭火展の作品が展示されています。
時雨館
かごの川 その後、300年前に作られたという石畳を歩き、二宮さんのガイドに耳を傾けつつ一行は花合野川上流へ。旅館上柳屋・ペンション花合野付近で一旦解散し、参加者のみなさんは、共同浴場での温泉体験や「ゆのひらんアイス」の試食へと!
共同浴場 左の写真は、共同浴場のひとつ「銀の湯」。このほか、金の湯・中の湯・中央温泉・橋本温泉と、計5箇所あります。入浴料は200円。改装中の共同浴場あり、増築中や新たにできる旅館ありと、これからがとっても楽しみな湯平温泉です。
湯平
●若旦那たちのお店で、若女将たちがが作った「ゆのひらんアイス」に舌鼓!
ほんとうの「温泉水」入りなんですよ〜。
アジト ゆのひらんアイスを試食した「Barアジト」は、湯平の温泉宿の若旦那たちが「湯平を盛り上げよう!」と、廃館になった宿を改装して作った、どこかしら昭和の香りが漂う懐かしいスポット。この日はペンション花合野のオーナー・新開さんがお店番でした。
そんな若旦那たちに負けじと、若女将たちが試行錯誤して作り出したのが『おんせんアイス』なのです。ゆずシャーベット、そばの実アイス、さつまいもとりんご、あずき、の4種類をみなさんと一緒にいただきました。飲泉用の温泉がシャーベット状になって入っているアイスもあるんですよ。この日の一番人気は「そばの実」だったもよう。 温泉アイス
温泉アイス

スタッフも、大きな口をあけてご満悦!

アイスを食べ終わった頃、時刻はおよそ17時。モニターツアー一行はそろそろ福岡市へ戻らなければなりません。
帰路の車内は、みなさん爆睡モード(笑。これだけもりだくさんの内容でしたからね。ほんとうにお疲れ様でした。
みなさんからいただいた、地域の魅力アップのための情報を、今後の「旅くらぶおおいた」の活動に活かしていこうと考えております。参加してくれたみなさんが、今回の旅行を満足してくれて、感じたことをお友達に伝えてくれることを、スタッフ一同願っています。

3/1